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稲荷といなり。

おいなりさんの由来

みなさん、こんにちは。CA-CO食堂の薫です。

今日はおいなりさんの歴史のことに触れてみますね。

おいなりさん(いなり寿司)は、日本の伝統的な寿司の一種で、甘く煮た油揚げの中に酢飯を詰めたものです。以下にその由来を紹介します。

1. 神道と稲荷神信仰

おいなりさんの名前は、日本の神道における稲荷神(いなりしん)に由来します。稲荷神は穀物の神であり、特に稲作に関連した神として信仰されています。稲荷神を祀る神社は全国に多数存在し、特に京都の伏見稲荷大社が有名です。

2. キツネとの関連

稲荷神の使いとされる動物がキツネです。キツネは油揚げが好きだと伝えられており、稲荷神に供えられる食品として油揚げが使われました。この供物としての油揚げが進化して、酢飯を詰めた「いなり寿司」が生まれたとされています。

3. 江戸時代の発展

おいなりさんの形態が現在の形に整ったのは江戸時代です。この時期に町人文化が栄え、手軽に食べられる料理としていなり寿司が広まったとされています。甘辛く煮た油揚げに酢飯を詰めるというシンプルな形は、江戸の町人たちに広く受け入れられました。

4. 地域による違い

日本各地でおいなりさんの作り方や味付けには若干の違いがあります。例えば、関東地方では酢飯にゴマや野菜を混ぜ込むことが一般的ですが、関西地方ではシンプルに酢飯だけを詰めることが多いです。

5. 現代のバリエーション

現代では、おいなりさんは多様なバリエーションがあります。例えば、玄米や野菜を使用したヘルシーなバリエーションや、五目ご飯を詰めたものなどが登場しています。

おいなりさんは、神道の稲荷神信仰と関連し、江戸時代の町人文化の中で発展した、日本の伝統的な寿司の一つです。現在でも、そのシンプルで奥深い味わいは、多くの人々に愛されています。

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